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未来の先生になる、あなたへ

　保護者の方の最高の喜びは、我が子の成長と幸せです。
　そして、幼稚園の子ども達は、毎朝カバンに保護者の方の「期待」を一杯に詰め込んで登園して来ているのです。また、家庭を離れた我が子が、幼稚園で何をしているのか、どんな経験をしているのかということに最大の関心を持ち、時として不安を感じるのが保護者の方の想いでもあるのです。
　一方、先生サイドの事として「子ども達一人ひとりを大切に」という不変の原則のもとに、日々全力投球で保育を行うのです。しかしながら、何年経験を積んだ先生であっても、あの声掛けが適切であったのかと振り返り、もっと子どもたちがイキイキと過ごすことができる保育はないかと悩み続けることの連続です。けれども、私たちに返してくれる子どもたちの満面の笑顔があるからこそ、明日も子どもたちと一緒に過ごすことができるのです。
　保育の正解は決して一つではありません。だからこそ、その時の最適解を追い求めて、私たちは向上する歩みを止めてはならないのです。
　そして、先生が楽しくない保育は、子どもたちも楽しくないのです。
「今日も幼稚園楽しかったぁ」。我が子のこの言葉一つで、保護者の方の心は満たされるのです。
「どうせやるなら、楽しくやろう」
楽しくやるも、嫌々やるも、過ぎていく時間は同じなら、成功をイメージして「ドキドキ」「ワクワク」しながら「楽しくやる」ための坂道を一緒に駆け登ろう！!

認定こども園若穂幼稚園
園長　和田典善